2012年12月7日金曜日

PENTAX Q


PENTAX QがPENTAXらしいカメラと思う点。①

まずちっちゃい。
とてもちっちゃい。

PENTAXの一眼レフは他社より確実に小さい。
今に始まった話ではなく、フィルム時代から、取り憑かれたかのように、小型化、軽量化に尽力している。

またDALimitedのレンズ群なんか、明るさを犠牲にしてまでレンズ小型化にするなんて暴挙にでている。
DA15mmは超広角なのに49mm径を実現。(その結果、単焦点で超望遠でもないのにF値は4という暗さ)
DA35mmは等倍マクロ使い出来るのに、215g
DA21mm、DA40mm、DA70mmは全てパンケーキレンズ。
DA40mmLimitedの全長15mmという激薄なパンケーキレンズをラインナップしているにも関わらず、誰も望んでいないのに、更に薄さを更新。DA40mmXSを発売。9.2mmの薄さ。ビスケットレンズとか言われてる。(しかし皮肉にも、このレンズがキットレンズのK-01は、小型化どこ行った!?と思わせる異様なボリューム感)
K-5に「ビスケット」を装着。


このように小型軽量化を天命とするPENTAXが送りだしたのがPENTAX Qである。
レンズ交換式カメラの新製品となると、当然新マウントになる。
レンズ固定式のコンデジだと、失敗しても、「あらら、やっちゃったね。まぁ、来年、またがんばればいいか、ケセラセラ」で済むのだが、マウントを作っちゃったら、何年かは面倒みなきゃいけない。
新マウントを作るのは、メーカーの社運がかかってるわけで、非常に大きな決定となる。

他社ミラーレスはコンデジよりも大きく、しかし一眼レフ機よりは小さい程度なのだが、このQはコンデジ並みに小さい。
しかしQの良い点として自分が思うのは、ボディの小型化というより、Qマウントレンズの小ささだ。

オリンパスのPEN、キヤノンのEOS M、SONYのNEX、ニコンの1シリーズ。いずれもボディーはQよりはかなり大きい。しかし携帯性という点で、ボディーだけならば全部ポケットにはいるし、カバンの小さなスペースにも収まる。手に持った印象ではだいぶ違っても、日常の持ち歩きのなかでは、さほどQも、PENも、NEXも変わらない。
ただこれはボディ本体に限って言えばのはなし。
他社の標準パンケーキならばそこまでは差は出ないかもしれないが、ズームレンズになると大きく変わってくる。NEXなんてレンズに板がついているような見た目だ。(APS-Cと比べるのはアレだけど。まぁ、自分はあのアンバランス感はそれはそれで好き)。望遠系のレンズなんて普通にデカイ。
こんな交換レンズを複数本持ち歩くなら、けっきょくかさばって重くなる。
せっかくのレンズ交換できるカメラなんだから、パンケーキ1枚で済ますってのも、それはそれでもったいない。

それに比べて、Qマウントはレンズもかなり小さい。持ってないけど、レンズ全て(6本)持ち出すのも苦労しないと思う。計算したら、レンズ6本合計しても291g!!
Q本体が200gだから合わせても500gすらない。
写りの良い単焦点や、魚眼、2つのズームレンズで換算27.5mmから249mmまでカバーするこのシステムを持ち運ぶことも、ストレスにはならない。

ボディの小ささは確かにインパクトあるし話題にもなったけど、Qの魅力はこのレンズ群だと思う。

底値の今になってやっと初代Qが売れてるから微妙だけど、発売されたばかりのQ10の方は結構売れてるらしいから、これで力つけて、もっとQマウントを充実させてほしい。
換算135mmぐらいのマクロ単焦点がほしい。
換算20mm以下の超広角単焦点もほしい。
あと、バウンスができる小さめのストロボがあればうれしいしほしい。
あとTOYレンズじゃなくて、AF効くPRIMEの魚眼もほしい。
そして標準ズームも2.8通しにしてほしい。
買う気はないけど、シフトレンズも発売してほしい。
僕も含めてだれも望んでないけど、K-rの時のフォトチャレンジャーもほしい。
無理なのはわかってるけど、アストロレーサーに対応してほしい。

PENTAXならやってくれるはずさ。

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